銀色の魂
こわいおやじが声をひそめておいらにたずねた
草の香りはどんな気分になるのかね
ばかなおいらは得意満面笑顔で答えた
ただよう香りはこんな気分になるのですと
心も軽く身も軽くまるでつばさがはえたよう
気のむくままに思うままおいらの心は雲の上
はるかに空高く舞い上がる銀色の魂
こわいおやじがまゆをゆがめておいらをにらんだ
羽もないのに飛べる道理があろうはずもない
ばかなおいらは得意満面笑顔で答えた
うそだと思わば一度試してごらんあそばされ
心も軽く身も軽くまるでつばさがはえたよう
気のむくままに思うままあなたの心は雲の上
はるかに空高く舞い上がる銀色の魂
こわいおやじが笑顔たたえておいらに答えた
なるほどこれはたいそう気分のよいものだ
心も軽く身も軽くまるでつばさがはえたよう
神がほほえみ風がよび御光が体を通り抜け
気のむくままに思うまま私の心は雲の上
はるかに空高く舞い上がる銀色の魂
はるかに空高く