真夜中 ふっと夢から目醒めて
君のこと 想うよ
渋谷の坂に 名前のない頃
二人でよく 歩いたものさ
演劇のクラブで逢った 髪の長い娘(こ)が
俺の心に 深く甘い 想い出を刻んだよ
青春陽炎 影だけが揺れている
愛して傷つき 信じて憎んで
また夢を探す
明日はいつも夜霧にかすんで
理由(わけ) もなく 悲しい
飲めない酒に 酔いしれた夜は
君の胸が ぬくもりだった
今だって子供の俺さ わがままばかりで
君は涙が乾れた夜に さよならをつぶやいた
青春陽炎 心に雨が走る
笑顔は涙と 出逢いは 別れと
隣りあわせだね
青春陽炎 影だけが揺れている
愛して傷つき 信じて憎んで
また夢を探す